無段変速機(CVT)油

アフトンのCVT油添加剤は、プッシュ・ベルト式およびチェーン式CVTのどちらの油にも、優れた摩擦特性、摩耗防止性能および酸化安定性をもたらします。

無段変速機(CVT)

無段変速機(CVT)の変速は、一組のプーリーの間にかけられたプッシュ・ベルト、またはチェーンの巻き付き半径、すなわちプーリー比の連続的な変化によって行われ、その変化の途中におけるギア比を自由に選択することができます。 これは、ギアの組み合わせによって、ギア比が一義的に決まってしまう変速機とは異なります。

CVTの変速は、ギアの組み合わせでは行われず、そこでギア比が決まるわけではありません。 プッシュ・ベルト式、およびチェーン式CVTでは並行する2本の軸に各々一対のコーンが配置されます。

同軸上の一対のコーンは、プーリーとして機能します。 向かい合うコーン同士が近づくと、そのコーンが構成するプーリーに巻き付くプッシュ・ベルト、またはチェーンの巻き付き半径は大きくなり、離れると小さくなります。 向かい合うコーンの間の距離を変えることで、プッシュ・ベルト、またはチェーンの巻き付き半径は連続的に変化するので、その変化の途中におけるギア比を自由に選択することができます。

CVTにおける、この連続的にギア比を選択できるという自由度が、他形式の変速機に勝る変速応答と省燃費性能を実現しました。それは、車両速度が変動する範囲毎に、エンジンは燃料消費を最小にする回転数を選んで運転できるからです。

CVT油添加剤開発のアプローチは、有段式の自動変速機油添加剤開発のそれとは異なります。 有段式の自動変速機には、紙(セルロース)からなるペーパー摩擦材をクラッチに採用しています。 一方、CVTでは、ベルト、またはチェーンとプーリーが接触するような金属と金属の間に、前記ペーパー摩擦材の要求とは異なる摩擦特性、更なる摩耗防止性能と添加剤被膜の強さが求められます。

アフトンのCVT油添加剤は、ベルトおよびチェーン式CVTどちらの油にも、優れた摩擦特性、摩耗防止性能および酸化安定性をもたらします。


アフトンを選ぶ理由

  • アフトンでは、世界的な自動車メーカーとのパートナーシップのもと、さまざまな開発プロジェクトが進行中です。
  • アフトンの比類ない専門知識をもとに、摩擦の制御という分野においても画期的な新技術が開発されています。
  • アフトンのCVT油添加剤技術は、プッシュ・ベルト式、チェーン式のどちらのCVTにも対応できます。
  • アフトンは、摩擦特性の安定性と製品の寿命(fill-for-life)の点においても、一層性能向上を図った添加剤技術を提供します。