環境、健康、安全、セキュリティ、およびスチュワードシップ

環境、健康、安全、セキュリティおよびスチュワードシップ(EHS3

アフトンは創業以来一貫して、環境保護、健康、安全、セキュリティ、そしてスチュワードシップ(EHS3)に全社をあげて取り組んできました。

このセクションのトピック:

現在、当社はEHS3管理システムと、常に率先して行動を起こすというイニシアチブを中心に据え、改善を目指して活動しています。 当社の全社ビジョンは簡潔なものです。 当社は、怪我、事故、インシデントあるいは環境への被害が無い「ビジョン・オブ・ゼロ」を掲げています。

それを達成するため、管理システムを利用して以下を行います。

  • すべてのEHS3関連の法的要求事項の遵守 
  • 当社の目的と目標の達成 
  • 関連当事者の懸念への対処
  • EHS3システムの機能と実績の継続的改善

アフトンの役員をはじめ、社員全員が、事業を展開する地域社会の一員であるとの自覚を持っています。 当社はEHS3領域において諮問機関や他の公開討論会とも協力し、近隣住民や利害関係者のみなさまと、当社の活動とその進捗について話し合いをしています。

アフトンでは、個々の企業および業界の活動を評価するための、一連の業界別統一指標を用いた報告を自主的に行っています。 これらの指標を利用することにより、継続的改善の必要な領域が特定でき、環境、健康、安全、セキュリティ、製品リスク、および経済などに関する課題におけるEHS3分野での当社の成果を公開することができます。


化学物質管理システム

当社の化学物質管理システムでは、環境、健康、安全、セキュリティ、輸送の安全性、プロダクトスチュワードシップ、奉仕活動、および緊急対応に関する具体的な活動を効果的に実施できるようになっています。

このシステムの重要な構成要素は次のとおりです。 

  • 方針、計画、および目標の設定 
  • 責任の定義 
  • 評価 
  • 是正措置 
  • 継続的改善

このシステムに基づく全社的な活動は、定期的に監査を受け、業界の基準を満たしていることの認定を受けます。


安全はアフトンの基本的価値観となっています。


 


アフトンのすべての社員は、自身の安全だけでなく同僚の安全に対しても責任を負います。 チーム全体として積極的に事故防止に努め、安全管理を協力して行い、安全上問題となる個人の行動例を挙げて改善策を話し合うなどして、安全が重要なことを周知徹底させています。

安全パフォーマンスは当社のパフォーマンス指標となるため、健康、安全、環境保護、およびセキュリティ(EHS3)マネジメントプログラムを作成し、当社のすべてのレベルで実施しています。  当社は米国化学工業協会により開発されたResponsible Care®プログラムを採用しており、業務と製品を効果的に管理するためにその指針原則に従っています。

そして、このプログラムの実施後に当社の安全記録において負傷件数が減少し、事故の予防効果が広く認められました。

作業場での安全を推進させるだけでなく、当社ではこの取り組みを事業展開する地域社会にも普及させています。  アフトンは、「ビジョン・オブ・ゼロ」、つまり「負傷、事故、インシデント、環境被害ゼロ」というビジョンに向かってたゆまぬ努力を続け、健康、安全、環境に関する当社のパフォーマンスを公開しています。 当社は、このような倫理的に基づいた確固たるリーダーシップが社会、経済、環境に大きく役立つと確信しています。

安全目標

  • 安全な作業環境を整える

  • 安全に対する社員の取り組みを継続する 

  • 事業を展開する地域社会で安全という文化を推進する

  • お客様にサービスを提供し、化学をソリューションへと変えていく中で安全第一の精神を取り入れる  


プロダクトスチュワードシップ

アフトンは、「化学物質のライフサイクルにおいて、終始一貫して責任を持ち、倫理的に管理する」というプロダクトスチュワードシップに全面的に取り組んでいます。

アフトンが製造する石油添加剤の安全な開発、製造、流通、使用、および廃棄に関する最終的な責任はグローバルビジネスディレクターが負います。 

アフトンでは世界的な石油添加剤事業を、燃料油添加剤と潤滑油添加剤の二つに大別しています。 また、ほとんどの場合、製品を担当するマネージャーがプロダクトスチュワードの役割も負います。 

アフトンでは、主として安全データシートと、危険有害性周知ラベルを使用して、製品の危険性をお客様にお知らせします。 この安全データシートとラベルは、製品原料の危険性と製品自体の危険性をそれぞれ注意深く評価したうえで作成されます。  

当社は、化学品の分類および表示に関する世界調和システム(GHS)の原則に従い、このシステムを導入しているさまざまな国の規制上の期限に対応できるようにGHS文書を作成しています。

優先度の高い製品の詳細およびプロダクトスチュワードシップの概要については、アフトンのEHS3プロダクトスチュワードシップグループ(+1-(804) 788-5800)までお問い合わせください。

プロダクトスチュワードシップサマリーはここ


製品リスク管理


リスク管理 – 社員、お客様、およびエンドユーザーに対するリスク管理については、アフトンは真摯に責任を負います。 当社は、全社的な製品の優先順位付けとリスク評価プロセスへの積極的なアプローチを作り上げました。

製品の識別

当社では製品を購入原料または構成成分として定義し、これらはそのまま販売されるかアフトンの別の製品に使用されます。 当社は製品に関するすべてのデータを、製品の用途、化学物質成分、純度、物理化学的性質などを含め、社内外から収集しています。

危険性評価

製品およびその性質をよく理解した上で、多方面にわたる調査に基づき危険性を判定します。 当社は、サプライヤーのSDS(安全データシート)、社内分析データ、各種毒性試験、そして出版された科学文献から物理的、毒性学的、そして環境に関するデータを収集しています。 これらの情報に基づき、次のような規制や環境安全基準にしたがって危険性を評価しています。

  • OSHA危険有害性周知基準( 29 CFR 1910.1200 ) 
  • EU指令 
  • カナダWHMIS規制

アフトンの化学物質危険性評価システム

製造または供給される国や地域の法規制に従って製品の危険性を分類しています。 当社では最終的に製品が危険物に分類されるかどうかに関わらず、製品ごとの危険有害性分類をSDSで公表してすべてのお客様に提供しています。

暴露評価

当社では暴露評価を重視しています。  当社では製品の最終用途、暴露の可能性、暴露経路、予想される暴露の性質、暴露に含まれている物質の量などの要因を考慮しています。 これらの要因に基づき、暴露が発生した場合に個人または集団に対して暴露される物質の量を特定し、適切な暴露評価を行います。

リスク管理

リスク管理は、物質自体の危険性と物質に対する暴露の関数(リスク = 危険性 x 暴露)を用いて行います。 最適な管理を行うため、当社では消費者の方々、近隣住人の方々、環境などとの関係を考慮します。 リスク評価された製品に対し、リスクに応じた具体的な管理計画を立てています。

再評価

このプロセスには終わりがなく、次のようないくつかの理由により、製品のリスク評価とリスク管理の再評価が行われます。

  • 研究、分析や他のソースにより新しい情報を入手した場合 
  • アフトンの社内生産プロセスの変更 
  • 成分の変更 
  • 法規制や環境安全基準などの改正等


アフトンはEUのREACH登録を完了しました。

アフトンは2018年5月31日の規制の締切り前にEUのREACH規則に基づくすべての化学物質登録を無事に完了しました。 アフトンのREACH規則の導入プロジェクトは2006年に開始され、1千万ドルを超える費用をかけて130の物質の登録を完了しました。 これらの登録により、アフトンとその顧客はアフトン製品をEUにおいて中断することなく継続して輸入・使用することができます。

REACH規則は化学物質の登録、評価、認可及び規制に関する欧州連合の法規です。 REACH規則は、EUで事業を行う化学会社、特にEU域内で化学物質を製造または化学物質をEUに輸入する企業に多くの義務を課しています。 これらの義務は11年かけて段階的に導入されました。 年間1トン以上EUで製造または輸入されるすべての化学物質は、フィンランドに拠点を置く欧州化学機関であるECHAで登録を受けなければなりません。

アフトンは、お客様や社員のため、また業界の会議の場でREACH規則に関して数多くのプレゼンテーションを行ってきました。 当社は複数の業界が参加する協会や、多くの物質情報交換フォーラム(SIEF)に積極的に参加をしております。 当社製品をご購入の際にREACH規則上定められている義務において、購入者であるお客様が果たすことができるよう積極的なサポートを行い続けております。

アフトンでは、REACH規則適合宣言書(DRC)をお客様に無償で提供しています。 これは、アフトンから購入する製品がREACH規則に準拠していることを証明するものです。 REACH規則への準拠で化学品業界は多くの課題に直面していますが、アフトンはこのような課題にも適切に対処してまいります。

REACH規則の詳細については、+1-804-788-5800のアフトンのEHS3製品管理グループに電話でお問い合わせいただくか、メールでお問い合わせください。


法規制関連業務

アフトンのパートナーとして、お客様は既存および新たな化学物質のプロジェクトについて当社の法規制業務のガイダンスとサポートを受けることができます。 当社の組織のレベルごとに、社員は特定の職務に関連するすべての法規制関連業務を履行するためのトレーニングを受け、実施しています。 アフトンは、また、安全および法規制の順守プログラムを支援して政府機関や業界グループと緊密に協力しています。

お客様へのサービス

  • グローバルな法規制改正の監視と関連する活動の報告
  • 新しい化学物質や技術の開発支援
  • 販売までの時間の最短化
  • 開発/製造コストの最小化
  • 可能性のあるリスクの綿密なスクリーニング調査
  • 行政機関による審査および承認が適時にかつ確実に行われるよう支援

社内活動

  • 研究開発と工場運営の規制準拠についての監査
  • 新規化学物質の届出と製品登録
  • 既存化学物質情報への対応
  • 新たに既存化学物質インベントリー制度を導入した国への対応:既存化学物質登録
  • アフトンの法規制関連システムの普及
  • 化学物質管理の法規制の理解、および懸念や関心がある分野への対応
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